株式会社ネタもとと同業である老舗広告会社「廣告社株式会社」をご紹介します。会社の歴史や8つの事業、人と人とのつながりを大事にする点に着目しました。会社としてのさまざまな戦略や思いから、廣告社株式会社がどんな会社であるか探ってみましょう。
廣告社株式会社の歴史
廣告社株式会社は明治創立の老舗です。その歴史についてご紹介します。
廣告社株式会社は明治創立
廣告社株式会社は、創立が明治21年、設立が昭和22年という老舗です。元々は、旧東京横浜毎日新聞の広告取次業でした。
明治41年に日本経済通信社、廣告社の通信部門として設立に至ります。
大正時代に社屋建設
大正3年に社屋が建設されました。しかし、大正12年9月の関東大震災で全焼し、報知新聞別館の一部を借りて営業を続けたのです。
そして、その年の11月には、被災した社屋の跡地に新たな社屋を新築し、営業を開始しました。
昭和20年の東京大空襲で社屋が焼失後に復活
昭和20年の東京大空襲で社屋が焼失しましたが、その2年後の昭和22年に廣告社株式会社として復活しました。昭和63年には創業100周年を迎えています。
平成10年に創業110年を迎え、東京本部が移転しました。その後、2008年には「世界独立系広告会社ネットワーク」に加盟しています。その後、名古屋支社の移転や北京支社、ハノイ事務所、ベトナム駐在所の開設や開所があり、現在に至ります。
廣告社株式会社は東京以外に6つの統括部がある
廣告社株式会社は、東京以外に6つの統括部があります。
経営企画室や管理室は、東京にあります。東京以外の統括部は札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡です。
多岐に渡る広告を扱う廣告社株式会社の8つの事業
廣告社株式会社は、新聞やテレビ、雑誌、インターネットなど多岐に渡って事業展開をしています。主要加入団体は日本広告業協会、日本ABC協会、日本インタラクティブ広告協会などです。そんな廣告社株式会社の事業は主に8つです。
総合ソリューション
独自の視点で消費者の行動や購買に関する情報を集め、的確な視点で分析します。商品やサービスを過剰に魅力的に見せるような戦略ではなく、顧客の課題に向き合った戦略を立案することが特徴です。戦略の考案に必要な情報収集から分析、戦略策定までワンストップで提供できる点は大きな魅力でしょう。
消費者のニーズが多様化した現代では、ターゲティングやPRの方法、何を課題解決できるのか不明瞭な商品やサービスは、売り上げることが困難です。そのため、廣告社株式会社のような総合ソリューションを提供できる企業の力を借りることが大切と言えるでしょう。
プロモーション
商品やサービスが消費者のニーズを満たすことができるように、あらゆる視点によるマーケティングに基づいたコミュニケーション方法を提案しています。商品やサービスが購入されるのは、消費者のニーズを満たすことができたうえで、予算や購入のタイミングなどが合致したときです。つまり、消費者のニーズを満たしていない製品やサービスは、購入に至ることはありません。
このように、プロモーションは製品やサービスが売れるかどうかが決まる重要なポイントのため、専門家のサポートを受けることが大切です。
デジタルソリューション
日本を代表するネットメディアとの直接取引により、成果指標の設定・分析からサイト構築やアプリ開発、各種改善までトータルなデジタルソリューションを提供しています。国を挙げてデジタルトランスフォーメーションが推進されており、デジタルの力を用いた売上アップやビジネスモデルの変革などは注目すべき事柄です。
デジタルトランスフォーメーションを推進するにあたり、デジタルに関する知識が豊富な専門家のサポートは欠かせません。やみくもにネットメディアを構築したりリスティング広告を打ち出したりしても、十分な効果は得られないでしょう。そのため、同社のようにデジタルソリューションを提供している企業に相談することが重要です。
マーケティング
顧客のコミュニケーション活動における戦略を理解し、製品やサービスを売るためのマーケティング戦略を提案します。マーケティングと一言でいっても、メルマガやネット広告、チラシ、セミナーなどさまざまな方法があります。製品やサービスの特性を踏まえ、ベストなマーケティング戦略を立案することが重要です。そのためには、豊富なマーケティングの知識と経験が欠かせません。
自社だけでマーケティング戦略を立てようとすると、効果がなかったり製品やサービスと相性が悪かったりする戦略を立ててしまうリスクがあります。そのため、同社のようにマーケティング戦略の提案を得意とする専門家のサポートを受けることが重要です。
クリエイティブ
マスメディアにおける表現、商品説明文、キャッチコピー、ソーシャルメディアでのキャンペーンなど、ライティングやデザイン、サイト構築などのクリエイティブを支援します。クリエイティブな領域は完全な専門分野であり、知識や技術がない人では対応ができません。例えば、製品やサービスの魅力をアピールするキャッチコピーは、短すぎず長すぎない一文で魅力を伝える必要があります。
同社は、クリエイティブな領域において、新たな発想で提案することを得意としています。
メディア
ターゲットの特性に合わせたコミュニケーションデザインを意識し、メディア戦略を提案します。また、PDCA(計画・実行・評価・改善)を繰り返し、より良いメディアになるよう随時提案が可能です。インターネットの普及に伴い、オウンドメディアが数多く登場しています。そのため、競合のメディアにも目を向けてメディア戦略を立てる必要があります。マーケティングからクリエイティブまで対応できる同社であれば、的確にPDCAを回し、より良いメディア戦略を立てられるでしょう。
グローバル
アジア諸国を中心として、グローバル市場におけるコミュニケーションを得意としています。グローバル化が進む昨今では、海外進出を計画している企業が少なくありません。しかし、ネイティブレベルの言語を習得した人材や文化まで把握している人材と出会うことは容易ではないでしょう。そのため、同社のようにグローバル化のサポートができる企業への依頼は必須と言えます。
教育関連Education
長年にわたり、高等教育機関の市場で積み上げてきた市場情報の収集や分析の経験を活かし、教育市場のコミュニケーション戦略の提案を行います。教育市場は特殊なジャンルであり、専門家のサポートが欠かせません。
廣告社株式会社は人と人とのつながりを大事にする会社
廣告社株式会社は、人と人とのつながりを大事にする会社です。その考え方をご紹介しましょう。
廣告社株式会社は体温を感じるサービスをモットーとしている
ホームページに「ひと・となり」という言葉を掲げていることからも解釈できるように、廣告社株式会社は、体温を感じるようなサービスをモットーとしています。広告は生活に根ざした、人の気持ちや行動を動かす人間的なものであるという理念も、その表れと考えられます。そして、人と人との触れあいを大切にしつつ、お客様のニーズに応えることを意識している会社です。
チームの個性を重視
廣告社株式会社は、社内においてチームの個性を重視しています。そこからは、人と人とのつながりを大事にしていることがわかります。
「社員一人ひとりがもっているものが、結合されてチームの個性になる」という内容が、廣告社株式会社のホームページに記載されています。そこからは、個人の知恵や感性、情熱を大切にしていることが理解できます。そこにあるのは、チームの個性が廣告社の人柄になり、会社を築き上げるという会社としての思いでしょう。
廣告社株式会社の事業所一覧
廣告社株式会社は、全国の主要都市に事業所があります。事業所の所在地と電話番号は次のとおりです。
【経営企画室・管理部】
東京
住所:〒160-8441 東京都新宿区新宿3丁目1番24号 京王新宿三丁目ビル5F
TEL:03-3225-0061
【東日本統括部・事業開発統括部】
東京
住所:〒160-8441 東京都新宿区新宿3丁目1番24号 京王新宿三丁目ビル5F
TEL:03-3225-0061(代表)/03-3225-0062(メディア部直通)
札幌
住所:〒060-0005 札幌市中央区北5条西6丁目2番地 札幌センタービル12F
TEL:011-271-4571
仙台
住所:〒980-0014 仙台市青葉区本町1丁目3番9号 第六広瀬ビル5F
TEL:022-225-6851
【中部統括部】
名古屋
住所:〒460-0008 名古屋市中区栄4丁目14番2号 久屋パークビル5F
TEL:052-261-1051
【西日本統括部】
大阪
住所:〒530-0003 大阪市北区堂島1丁目5番17号 堂島グランドビル8F
TEL:06-6344-5371
広島
住所:〒730-0051 広島市中区大手町3丁目2番31号 損保ジャパン広島大手町ビル4F
TEL:082-244-0755
福岡
住所:〒810-0004 福岡市中央区渡辺通4丁目9番18号 福酒ビル6F
TEL:092-731-1511
廣告社株式会社の会社概要
廣告社株式会社は、広告を科学やマーケティング手法、さらに清潔に根ざしたものであり、人々の行動や気持ちを動かすものであると考えています。そのうえで、「体温の感じられるサービス」を提供することを基本ポリシーとしています。社員1人ひとりが持つ感性や情熱、知恵などを結集し、積み重ねることで廣告社株式会社という人柄を築き上げると考えているそうです。
商号 | 廣告社株式会社 |
本社住所 | 〒160-8441 東京都新宿区新宿3-1-24 京王新宿三丁目ビル5階 |
創立年月日 | 明治21(1888)年5月1日 |
設立年月日 | 昭和22(1947)年8月29日 |
資本金 | 5,000万円 |
主な取引銀行 | みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行 |
営業内容 | 新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネット、 OOH等各種広告取扱、SP、PR、各種イベント、調査 企画、制作、その他マーケティング活動全般 |
主要加入団体 | 日本広告業協会、日本ABC協会、日本インタラクティブ広告協会、東京商工会議所、他 |
代表者 | 湯澤 大介 |
まとめ
廣告社株式会社は明治創業の老舗の広告会社です。ここに至るまでには、大正の関東大震災、昭和の第二次世界大戦を経た長い歴史がありました。そんな昔からの手法を受け継ぎながらも、新たな手法を取り入れたプロモーションやマーケティングなどの事業に取り組み、アジアに拠点をもったグローバル化にも着手しています。
そして、人とのつながりを大事にする体温の通った広告やチームの個性を重視した社内活動など、社内外においてのコミュニケーションを重視している会社です。